Fender Noiseless P.U.とはどんなものなのか?スペックや音の特徴を解説

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エリック・クラプトンやジェフ・ベックのギターに搭載されていることで有名なフェンダーのノイズレス・ピックアップ。

超有名ギタリストが使っているピックアップと言われるとどんなものか気になります。

普通のピックアップと何が違うの?と最初はみんな思います。

そこで今回はフェンダーのノイズレス・ピックアップのスペックと音の特徴や、取り付けを考えてる人が気になることを解説します!

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目次

フェンダーのノイズレス・ピックアップはシングル?

フェンダーのノイズレス・ピックアップは見た目は普通のシングルコイル・ピックアップです。

しかし、実は構造的にはハムバッカーです。

スタック式と言って通常のシングルコイル・ピックアップの下にもう1つコイルが入っています。

こうすることによってノイズを減らしています。

ノイズレスピックアップは下が膨らんでます
普通のピックアップ
ノイズレスピックアップの底面

ピックアップの高さ

構造的にハムバッカーなので、ピックアップが高くてピックアップキャビティに収まらないんじゃないか?と思う人もいるでしょう。

しかし、高さは数ミリ高いだけで、ほとんど普通のピックアップと変わらない高さです。

筆者が所有するストラトには無加工で取り付けできました。

音はどう違うの?

さて実際の音ですが、実際にVintage Noiselessの音を録音してみたので聴いてみてください!

このサイトの筆者がやっているYouTubeチャンネルに音源を公開してます。

こちらはクリーン編

ノイズは本当に少ない

実際にノイズは本当に少ないのか?と疑問に思う人もいるでしょう。

なので、普通のシングルコイルとシングルサイズのハムバッカーを同じギターに載せて、実験してみました。

その動画はこちら⇩

シングルと比べるとノイズはかなり少ないです。

ハムバッカーとほぼ同じノイズの量です。

Noiselessのノイズの音がちょっと高音域に寄ってるので、ハムバッカーと比べると少し多い気がしますが、ノイズの音量は変わらないと感じました。

名前にビンテージと書いてあるけど現代的なスペック

フェンダーのノイズレス・ピックアップはいろいろな種類があります。

種類と見分け方についてはこちらのページをご覧ください。

Hot Noiseless やVintage Noiselessなどいろいろな種類がありますが、基本的には現代仕様のピックアップと言う感じです。

筆者が持っているのはVintage Noiselessですが、ビンテージと書いてあるのは基本的に出力が低い仕様と言う意味です。

なのでビンテージの音と言う意味ではないと思います(これは個人的な感想です)。

ビンテージの音が欲しいのであれば、そもそもNoiseless P.U.を選ばない方がいいでしょう。

その理由としてポールピースの高さを見てみましょう。

ポールピースの高さに注目

3弦が普通のピックアップと比べて低くなってます。

そして、1弦は普通のピックアップと比べると少し高くなってます。

エレキギターが発売された1950年代はアコギと同じ太さの弦を使ってました。

なので3弦は巻き弦だったのです。

しかし弦が細くなって3弦にプレーン弦が使われるようになった後もピックアップの基本仕様は変わりませんでした。

3弦にプレーン弦を張るとどうなるか?

プレーン弦は巻き弦に比べると音が大きくなります。

実はエレキギターって各弦の音量のバランスがバラバラなんです。

これを改善するためにノイズレス・ピックアップはポールピースの高さを調整されています。
※ポールピースがフラットのHot Noiseless もあります。

3弦を低くして音を小さく、逆に1弦は少し高くして音を大きくして、各弦の音のバランスを取るようにしています。

なので音としてはバランスの取れた現代的な音になっていると言えます。

各弦の音のバランスが良くノイズも少ないというのがこのピックアップの特徴だと筆者は思ってます。

ポットの抵抗値

サウンドハウスさんのレビューなどでNoiselessピックアップの場合にポットを変えたほうがいいと話している人がいます。

ポットも交換しなきゃいけないのか?と思う人もいるでしょう。

基本的にシングルコイルP.U.には250KΩ、ハムバッカーには500KΩのポットが使われます。

ポットの抵抗値が違うとどうなるか?

抵抗値が大きいほど低音が減って高音域が際立ってくる傾向があります。

なので、高音域の出が悪いハムバッカーには500KΩのポットが使われるということです。

Noiseless P.U.は構造的にハムバッカーなので500KΩのポットがいいという人が多かったです。

そこで筆者も試してみて動画を撮ってみました。

比べた動画はこちら⇩

これはかなり好みがわかれるんじゃないかと思います。

やはり500KΩのポットの方が高音域がキレイに出る傾向があります。

逆に250KΩは低音があるのでキンキンしないです。

ハムバッカーに近い音とも言えます。

筆者の意見としては、シングルっぽいキラキラした音が欲しい人は500KΩのポット。

逆に低音もしっかり出てる音が欲しい人は250KΩのポットがいいと思います。

自分のプレイスタイルに合わせて選んでみるのがおすすめです。

今回使用した500KΩのポットはこちら⇩

MONTREUX ( モントルー ) / CTS A500K vintage style [8056] MONTREUX ( モントルー ) / CTS A500K vintage style [8056]

まとめ

Fender Noiseless P.U.はノイズの少ない現代仕様のピックアップ

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