先日YAMAHAのAG06を購入しました。
音源を鳴らしながら演奏して録音するために簡単なミキサーが欲しかったんです。
さらにアンプシミュレーターなどを全く持ってないので「ギターを繋げるだけで簡単にできるかなぁ」と思い決めました。
今回は実際に買って使ってみた感想を書いていこうと思います。
これからAG06を買おうとしている人や似たようなもので迷っている人に読んでもらえると参考になるかと思います。
簡単に使い方なども書いていこうと思うのでぜひ読んでみてください。
AG06はどういう人におすすめの機材か
基本的にはオーディオインターフェイスで、パソコンに繋いで使うことが前提になっているものです。
しかし、パソコンで一度設定すれば設定をセーブできるので、持ち運んでミキサーとしても使うことができます。
なのでギターと声を一緒に出したい人や音源に合わせてギターやベースを弾きたい人などにもおすすめの機材です
YAMAHAのホームページにはウェブキャスティング用といて書かれていますので、配信などでギターなどと声を一緒に出したい人に向けて作られたものです。
基本的な使い方
入力に関して(どこにプラグをさすかなど)は直感的にわかるようになっているので説明しません。
基本的な使い方として最初にわかっていて欲しいのは
「音の大きさの調整は本体、細かい音の調整はパソコン」
という前提があります。
本体のつまみを見てもらえばわかりますが、音の大きさを調整するところはありますが、音質を調整するものは付いてません。
付いてないから調整できないというわけではなく、パソコンに繋いで調整することができます。
パソコンにソフトをダウンロードしなければいけませんが、YAMAHAのホームページからダウンロードすることができるので安心してインストールすることができます。
ダウンロードはこちら
これを使えば、PANの調整もできますし、EQの調整やリバーブのかかり具合、アンプシミュレーターの設定なども変更できます。
基本は2チャンネル
6チャンネルと書かれてますが、基本は2チャンネルと思った方がいいでしょう。
1,2チャンネルはマイクやギターに繋げることができ、パソコンで音の調整をすることができます。
しかし、3チャンネル以降は音量の調整はできますが、パソコンで細かい音質の調整をすることができなさそうです。
これが調整する画面です(EXPERTモード)。
EASYモードとEXPERTモードがありますが、EASYモードは調整するところが3つだけというシンプルなものになってます。
実際に使ってみた感想
実際に使ってみた感想は悪くはないなという感じです。
しかし不満な点があります。まずはそちらを紹介します。
YAMAHA AG06の不満な点
その1 アンプシミュレーターのノイズが多すぎ
これは一番気になるところです。
アンプシミュレーターのノイズが多すぎです。
歪ませる音を作ることはできますが、クランチ程度の歪みなのにノイズが「サー」と結構気になる音量で出ます。
弾くとき以外はボタンでOFFにすればいいのですが、それにしても多すぎです。
内臓のアンプシミュレーターを使う時はクリーン設定でノイズを押さえて、エフェクターなどの歪みを別に用意した方がいいでしょう。
もしくアンプシミュレーターを別で1つ用意した方がいいです。
その2 アンプシミュレーターの種類は1つ
アンプシミュレーターが入っているのなら3つか4つ位のアンプの種類を選べるようにして欲しいです。
他のEQやリバーブに比べてアンプシミュレーターは全然調整することができません。
普通にEQが付いていてGainとVolume(OUTPUT)があるだけです。
その他にHighとLowがありますが、歪ませるならHigh、クリーンならLowという感じの使い方だけです。
もう少しアンプの種類が欲しいです。
その3 EQの調整が本格的過ぎる
細かく調整できるのはいいのですが、もっとシンプルな3バンドEQのモードも欲しい所です。
その4 リバーブも本格的過ぎる
こちらもEQと同じ本格的過ぎてとっつきにくいです。
つまみが多すぎです。。。
総合的にEASYとEXPERTの間のNORMALモードがあったらいいなという感じです。
YAMAHA AG06の良い点
次はいい点を挙げていこうと思います!
その1 入力する部分は絵が描いてあるので直感的にわかりやすい
プラグを差すところは直感的にわかりやすいです。
ほとんど迷うことなくできると思います。
ちなみに1,2チャンネルの黒い所は普通のストレートのプラグもさせるのでご安心を。
その2 ミニプラグを使える
大体のミキサーなどは大きいプラグしか使えなく、イヤホンなどのミニプラグに対応していないものが多いです。
しかしこのAG06はヘッドホン、マイク、AUXとミニプラグを使えるところがあります。
これは結構うれしい所です。
その3 プリセットがある
チャンネル1,2ともにプリセットがあります。
基本的にチャンネル1は声の入力で、男性の場合や女性の場合など性別に合わせたプリセットがあります。
チャンネル2は声の入力もできますが基本的には楽器用でクリーン、クランチ、ディストーション、アコースティックギター、ベース、スピーチのプリセットがあります。
細かい設定はめんどくさいからパッと設定したいという人におすすめです。
とりあえず、プリセットを使えば適した音を作ってくれます。
自分みたいに細か過ぎる設定が面倒くさい人はとりあえずプリセットを使ってみると楽に使えます。
その4 DAWのソフトCUBASE LEが使える
パソコンで音楽を作るためのソフトCUBASE LEが無料で使えます。
こういうソフトを持ってない人は重宝するでしょう。
15ギガほどダウンロードする必要がありますのでパソコンの容量を確認しましょう。
良い点、悪い点のまとめ
- アンプシミュレーターのノイズが多すぎ
- アンプシミュレーターの種類が1つ
- EQ、リバーブの調整が本格的過ぎる
- プラグを入力する部分は絵が描いてあってわかりやすい
- ミニプラグが使える
- プリセットがある
- DAWソフトのCUBASE LEが使える
最後に
いかがだったでしょうか?
基本的には使い勝手のいいオーディオインターフェイス兼ミキサーという感じです。
しかし、アンプシミュレーターだけは少し微妙です。
音が気に入らないという人は別で用意した方がいいでしょう。
自分はスピーカーシュミレーターの付いた小さいアンプ「VOX MV50‐AC」を買いました。
アンプシミュレーターのノイズさえなければ満点に近い評価なので悔やまれますが、どの機材も良い所と悪い所があるものです。
簡単なミキサーを探している人や配信用のオーディオインターフェイスを探している人にはお勧めです。
値段もそんなに高いものではないので手が届きやすいかなと思います。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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