LS-2を使ってリバーブやディレイの音にエフェクトをかける方法

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空間系の音ってトーンが付いている程度でほとんど変化させることができません。

リバーブの音がデジタルくさかったり好みの音にならなかったりして、理想のリバーブの音が出せないと思ってませんか?

なんか好みの音じゃないなぁ」「もっとこんな風になったらなぁ」と自分はいつも思っていました。

高いリバーブを買ったらいい音出るかもしれませんが、失敗してしまうとかなりいい金額になってしまいます。

せめて自分で音を操作できたらいいのにと思い考えた結果、リバーブ音だけを変化させる方法がありました。

同じ方法でディレイ音にもエフェクトをかけたりすることもできます。

いろいろネットで調べても出てこなかったのでここに書いておこうと思います。


目次

使用するもの

今回使用するのはBOSSのラインセレクターLS-2です。

こちらを使っていきます。

空間系エフェクターはMIXのつまみがあるものが必要です。

エフェクト音だけを出力する必要があるのでdry cutなどのスイッチがあればOKです。

この方法はパッチケーブルが複数必要になってくるので長めのものと短めのものを数本ずつ用意した方がいいです。

つなぎ方

最初にBのSEND RETORNをパッチケーブルで繋いでしまいます

こうすることでBのチャンネルはギターの音だけが出るようになります。

Aの方に空間系エフェクターをつなげてその後ろにイコライザーや歪み、コーラスなどお好みのエフェクターをつなぎます。

写真のようにこの部分だけでも4本のパッチケーブルが必要になってきます。この前に歪みなどのエフェクターをつなぐ場合もっと必要になってきます。

エフェクターの設定

BOSS LS-2

MODEを「A+B MIX」にあわせます。

これでLS-2をオンにしたとき、AとBが並列(パラレル)で出力されるようになります。

LEVELがAとBのミキサーとして使えるのでこれを空間系エフェクターに付いているMIXの代わり使えます

Bを固定してAで空間系のかかり具合を変化させましょう。

空間系エフェクター

MIXつまみを操作してエフェクト音だけが出るようにしましょう。

大体の場合0にするとエフェクト音だけになります。

変化させるエフェクター

自分はグラフィックイコライザーと歪みを試してみました。

まだやったことがありませんがコーラスやフェイザーを使ってみるのも面白そうです。

やってみた結果

ぶっちゃけ、かなり地味な変化です

弾いている本人以外は気づかないんじゃないかと思うくらいです。

デジタルっぽさを無くそうとイコライザーで高い音を消してしまうと本来のリバーブ感が無くなったりします。

TS9でミドルを出してみようと思ったのですが、こちらもうまく好みの音に変化させるのは難しかったです。

まだまだ試してみて日が短いのでもしかしたらいろいろな可能性を秘めているかもしれません。

おすすめのセッティングやエフェクターが見つかったらまたアップしていきます。

もし読んでいる人が試してみておすすめのセッティングが見つかったらコメントしてもらえるとありがたいです。

センドリターン

アンプのセンドリターンがパラレル(並列)も選べるものでしたら、LS-2無しでできると思います(JCなど)。

この場合はリターンしてきた音の音量調整ができるものでないと、ギターとリバーブの音がうまくミックスできないかもしれません。

最後に

昔のバンドは大きな館などを借りてレコーディングをしていたそうです。

クイーンの映画をみるとそのレコーディング風景がみれます。

リバーブのエフェクターがまだない時代、音に立体感を出すために音の響く大きな部屋でレコーディングをしていたのかと思います。

昔のあの感じはリバーブ音を変化させればできるのじゃないかと思い今回の方法を考えました。

またいろいろ試してみます。

いい組み合わせなどが見つかったらお伝えします。

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