2つの歪みエフェクターを並列(パラレル)接続して音をミックスする

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歪みエフェクターを並列に繋ぐことはやったことがないけど、どうなるか気になるという人が多いと思います。

どんな音になるか?どうやってやればいいのか?を自分が試してみた範囲ですがお伝えします!

もうちょっと歪ませたいけどきれいな音を出したいと思っている人や、ちょっと変わった音作りをしてみたい方におすすめです。

目次

動画を撮りました!

実際に聴いてみるのが一番早いと思います。

動画では話し切れてないので補足の記事を読んでみてください⇩

並列に歪みを接続するメリット

直列で繋いだ場合は後ろに繋げたエフェクターの音が強く出ますが、並列の場合は両方の音をバランスよく出すことができます。

そして、直列の場合はノイズがかなり出ますが、並列の場合は直列に比べて少ないです。

音の分離感がよく、歪みに音が埋もれづらくなります。

並列接続のやり方

今回はBOSSのLS-2を使います。

LS-2はラインセレクターという名前が付いているように、複数のギターやアンプを使いたいときに足元だけで変えることができるというものです。

2つのループがあるスイッチャーとしても使えたりと、地味なペダルですが多機能です。

その機能の中にA+B MIXというモードがあります。

これがまさにAとBのループを並列接続で出してくれるモードです。

このモードにしてAとBのループに組み合わせたい歪みをそれぞれに繋ぐことで並列接続できます。

それぞれの音量を調整することができるつまみが付いているので、音量にばらつきが出やすい歪みペダルをミックスするにはちょうどいいです。

実際に繋いでみた感じはこちら⇩

歪みの組み合わせ

組み合わせがいっぱいあるのでまだこれが絶対にいいという組み合わせはまだ見つけられてません。

ほんとはファズとオーバードライブを混ぜてみたかったのですが、LS-2の場合は接続した時点でバッファードバイパスになってしまうためファズがいい音になってくれませんでした。

しかし、自分の持っているエフェクターをいくつか試した結果、こんな感じの組み合わせがいいのかなというものがありました。

自分が持っている歪みで試したもの

・VEMURAM Jan Ray
・oval tone 34-Xtreme
・Ibanez TS9
・electro-harmonix Soul Food

上の2つはそれぞれフェンダーとマーシャルのビンテージアンプを再現したもの。

下の2つは歪みというよりはブースターとして有名なものです。

高音が綺麗に出るものと中音域が出るものの組み合わせがおすすめ

この中でよかった組み合わせは

・Jan Ray+TS9
・34-Xtreme+Soul Food

34-XtremeはPチャンネルというプレキシマーシャルの音を再現したチャンネルでやってみました。

Jan Rayと34-Xtremeは高音がキレイに出て軽く歪んでいるセッティング。

TS9とSoul Foodも軽く歪んでいるセッティングです。

Jan Ray+34-Xtremeという組み合わせもやってみましたが、同じようなセッティングのものを繋げると音がぶつかり合って少し濁ってしまうような感じになりました。

並列つなぎのデメリット

今回LS-2を使ったのですが、単純に場所をとります。

そしてパッチケーブルを複数使います。

左からアウト、右にインというエフェクターの基本が変わらないのでLS-2を使ってやる場合は30~40cmのパッチケーブルが4本あった方が繋ぎやすいと思います。

BOSS LS-2以外に並列接続できそうな機材

並列接続できるというスイッチャーもあります。

ちょうどスイッチャーも探しているという人は並列接続もできるものを選んでみるのもいいかもしれません。

自分が並列接続できるものを探していた時にこれならできそうだなという物がありました。

同じくBOSSから出ているES-5とES-8です。

こちらだとパッチごとにバッファーのオン/オフが切り替えられるそうです。

もしかしたらファズも使えるかもしれません。

しかし並列接続するためだけにスイッチャーを買うのはかなりお金がかかります。

少し試しにやってみたいかなという人にはLS-2がおすすめです。

まとめ

並列接続まとめ
  • 音の分離感がよくキレイな音を出したい人は並列接続がおすすめ
  • おすすめの組み合わせは高音がキレイに出る歪みと中音域がしっかり出てくれる歪み
  • 並列接続できる機材は少ないのでよく調べてから購入を考えよう

LS-2のA+B MIXモードを使って空間系の音だけを変化させる方法を書いた記事はこちら

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