![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2022/03/duncan-kidd-PzFyCvZa-hw-unsplash-1024x686.jpg)
ストラトは1954年に発売されてからさまざまな仕様変更をしています。
とても細かい所の変更もあったりします。
しかし、調べようとすると本をしっかり読まなくてはいけないので時間が掛かります。
意外と年表のように見やすい仕様変更の表などが見当たりませんでした。
なので今回、年代別にストラトの仕様変更をまとめてみました!
参考文献
1954年 ストラトキャスター発売
テレキャスターの上位機種としてストラトキャスターが発売されます。
発売時のスペック
Body アッシュ(2ピースが主流)
Neck メイプル
Finger Board メイプル
Pick Up アルニコ3 巻き数は約7000ターン
![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2021/06/4262701_s-1-300x225.jpg)
1955年 ピックアップが大幅に変わる
- ポールピース アルニコ3⇒アルニコ5
- 巻き数 約7000ターン⇒約8000ターン
- ポールピースの高さ トールD⇒トールG(4弦が一番高かったが、3弦が4弦とほぼ同じ高さになる)
![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2022/02/ビンテージのストラトのP.U.の違い-300x158.jpg)
ボディ 1ピースが多くなってくる
2ピースのものが多かったが1ピースが多くなってくる。
1956年 アルダーへ変更
1956年の中期からアッシュからアルダーへ変更される。
ブロンドフィニッシュはこの後もアッシュが使われる。
1956年後半から1958年前半までがコンター加工が最も広範囲にわたっていて、深く加工されている。
![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2021/07/fender-1952440_640-300x200.jpg)
1957年 ネックの形がVシェイプ
1957年はネックの形状が顕著なVシェイプになります。
発売当初はわずかに尖った感じでしたが、56年にさらに尖っていき、57年が一番尖った形になります。
1958年 ネックの形がUシェイプに
- 去年からガラッと変わり1958年中期以降からUシェイプになります。
- ネックポケットが深くなる。
1959年 指板にローズウッドが貼られる
- 指板にローズウッドが貼られるようになる。
- ストリングガイドにスペーサーが入る
![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2021/07/eric-parks-XvMWz_gQgj0-unsplash-300x200.jpg)
1960年 レフトハンドモデルが公式に発売される
レフトハンドモデルが10%のアップチャージで作られるようになる。
それ以前も数は少ないけどレフティはありました。
1961年 ピックアップの上部がS極になる
1961年途中 ピックアップの上部がS極になります。
1962年 指板のローズウッドがラウンド貼りへ
1962年中期から指板のローズウッドがラウンド貼りに変更されます。
1963年 ピックガードのネジの位置が変わる
1963年の途中から、正面から見てセンターP.U.の左側にあるネジの位置がセンターP.U.に近づく。
1964年 ピックアップのワイヤーの被膜が変わる
1964年中期 ナットがプラスティック製になる
1964年後半 今までのフォームバー被膜からプレーンエナメル被膜に変わる
1964年後半 今までのスパゲティロゴからトラジションロゴに変更
![](https://stratocaster-sound.jp/wp-content/uploads/2021/05/レフティのヘッド-300x185.jpg)
1965年 ラージヘッド
1965年前期 完全にグレイボビン・ピックアップに変更
1965年中頃 ヘッドの形状がラージヘッドに変わる
1966年
目立った変更点がない
1967年 フェンダーのオリジナルペグ「Fキー」を採用
1967年後期からフェンダーのオリジナルペグ「Fキー」を採用
この年から貼りメイプルがオプションで選択可能になる
1968年 塗装の仕様変更とモダンロゴに変更
1968年前期 ボディの下塗りがポリに変わる
1968年中期 ネックがポリに変更。ヘッドは今まで通りラッカーだが、デカールの上に塗装がのせられるようになる。
1968年中期 モダンロゴへ変更
1969年 コイルのターン数が7600ターンに減らされる
- 今まで約8000ターンだったコイルの巻き数が約7600ターンに減らされる。
1970年 レオ・フェンダーがフェンダー社の顧問を辞める
ストラトの変更点ではないが、1965年にフェンダー社がCBSに売却されてからもレオ・フェンダーは顧問としてフェンダー社に残ってました。
しかし、1970年に顧問を辞めてフェンダー社から離れます。
1971年 ネックのジョイント方式が3点止めに
- メイプルワンピースが復活
- 1971年後半からネックのジョイント方式が3点式になる
1972年 シンクロナイズド・トレモロが一体化
- シンクロナイズド・トレモロがトレモロブロックと一体化
- ブリッジ・サドルがダイキャスト製に変更
- トラスロッドの調整がヘッドでできるようになる(ブレッドヘッド)
- 1972年後半にストリングガイドが2つになる
1973年 ストラップピンの位置が微妙に変わる
- 1973年後半から6弦側のホーン部分についているストラップピンが真上方向や外側向きに取り付けられるようになる
1974年
目立った変更点なし
1975年 ピックアップがフラット・ポールピースに
- ピックアップのポールピースがフラットになる
- ボディ材がホワイトアッシュに変更
- 1975年末期から黒いピックガードに変更
1976年 NCルーターを導入
- NCルーターを導入したためボディの形状が少し変わる
1977年 5点式のセレクター
- 5点式のセレクターが搭載されるようになる
- スプリングカバー以外のパーツが黒くなる
1979年 リアピックアップが高出力のものに
- 1979年後期からリアピックアップが高出力のX-1ピックアップになる
- スプリングカバーも黒に
1981年 ピックアップのワイヤーがポリ被膜に
1981年の前期からピックアップのワイヤーがポリ系被膜になる
1982年 塗装がすべてポリに
- 塗装がすべてポリ塗装になる
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