エレキも指で弾いてみよう!指弾き奏法のまとめ

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ピックを持つの面倒くさくないですか?

ギターを弾こうと思ってもピックがなかったりすると、小さいので探すのに一苦労します。

厚さや硬さにこだわって買っても、すぐ失くしてしまうことも。

楽器店で試奏する時に好みのピックがなくて、弾きづらいピックで試奏する羽目になったことありませんか?

結局いいギターだったのかわからず終わってしまった経験もあるでしょう。

そんな時いつも使っている自分自身の指でうまく弾けたらいいと思いませんか?

ピックもいろいろな奏法がありますが、指になるとさらにいろいろな音の出し方があります。

そこで今回は指弾きの奏法をまとめてみました。

指弾きを試して、いろいろな音の表現方法を身に着けてみましょう。


目次

親指で弾く

親指の腹の部分を使って弾く方法。
ジャズギタリストのウェス・モンゴメリーが有名です。

ウェスは練習する時、近隣に迷惑がかからないようにするために親指で弾いていたそうです。
それが彼のスタイルになっていきました。音が柔らかく優しいトーンになります。

親指だけだとアップピッキングが難しくなるためハンマリングやプリングを多用しています。
たまにアップピッキングもしていますが、親指にできるタコを使って弾いているそうです。

親指と人差し指で弾く

ジェフ・ベックがやっている奏法です。親指と人差し指で交互にピッキングをします。

指弾きよりもアーミングの方に目がいってしまいますが、今回は弾いているところに注目してください。

親指だけよりも速く弾けるのが特徴です。

2弦を親指で弾いて1弦を人差し指で弾くときなど(アウトサイドピッキング)は弾きやすいです。

しかし、逆になるとやりづらいです。

1弦を親指、2弦を人差し指で弾く場合など(インサイドピッキング)は手の角度などを変えてうまく調節するといいでしょう。

ちなみにジェフ・ベックは爪を伸ばしていないそうです。指弾きは爪を使うものだと思っていたのでちょっと衝撃でした。

全部の指を使う

アコギでよく使われる奏法。

アルペジオを弾くときはピックで弾くより楽に弾けます。

トレモロ奏法

「アルハンブラの思い出」で使われているので有名な奏法です。

親指でベース音を弾いて、親指と小指以外の3本で主旋律を弾いています。

有名なギタリストはナルシソ・イエペスです。

かなり速いので真似をしようとすると大変です。

曲がいいのでみんな頑張って練習するのですが、最終的にうまくいかなくて挫折する人が大量発生することで有名です。

自分もその一人です。

スラップ

ベースのスラップ奏法はギターでもやることができます。

一時は速弾きと同様に、やると注目の的になった奏法です。

慣れるまで時間がかかりますが、できると楽しくなってきます

弦を引っ張って弾く「プル」の部分だけでも音に特徴が出るので真似してみると面白いです。

人差し指の爪をピックに見立てて弾く

指弾きしながらでも速く弾きたいと思った時に使える奏法です。

爪を少し伸ばしておく必要がありますが、普通にピックを持ったように弾くことができるので速く弾けます。

しかし、ピッキングが強い人は爪が削れるので注意してください。

ピックを持たないため、より速く弾けたりします。

ラスゲアード奏法

フラメンコで使われる奏法です。

ストロークのように弾く方法と、指を1本づつ広げて弾く方法があります。

高速でストロークができるので知らない人が見るとびっくりします。

ピックで高速3連を弾くのが流行っていた時期がありましたが、これはもっと高速なのでかなりインパクトがあります。

エレキだけやっていると違うジャンルの情報があまり入ってこなかったりします。

いろいろなジャンルの奏法を真似してみるとそれぞれ面白さがありますね。

指弾きのメリット・ピックのメリット

いろいろな奏法をみてきましたが、「あれ?ピックいらないんじゃない?」って思ってきますね(笑)。

実際、最近の自分はピックを持たないで弾いていることが多いです。

そこでピックと指弾きのメリットを見ていきましょう。

指弾きのメリット

  • 音に特徴が出る
  • 表現の幅が広がる
  • ピックを持たないので手が自由に使える(タッピングなどがやりやすい)

ピック弾きのメリット

  • 強く弾くことができる
  • コードが弾きやすい
  • 単音の速弾きがやりやすい

メタルやハードロックをやるには、やっぱりピックが向いているでしょう。

コードを弾くのもピックの方が強く弾けます。

ナイロン弦のクラシックギターであれば爪の負担が少ないので無理なく弾けますが、スチール弦のフォークギターを爪で弾くのは負担が大きいですね。

小指は使いづらい

どうせ練習するなら小指もしっかり使えるようになろうと思い練習をしていた時期がありました。

しかし、小指は短くて使いづらく、うまく動かない上に力も入りづらいのでうまくいきませんでした。

ピアニストなどは小指のトレーニングをするでしょうが、ギターの右手に関して言えば、小指はあまり練習しなくてもいいんじゃないかと思います。

その練習をするならもっと違うことに力を入れたほうが効率的な気がしました。

さまざまな意見があると思いますが、自分は右手の小指はあまり気にしなくてもいいと思います。

爪の長さ

爪に関してはジャンルによってかなり違います。

クラシックギタリストは長い人が多いです。

逆にエレキやアコギを弾く人は短い人もいます。

爪ではなく指先で弾いているそうです。

最初の方に紹介したジェフ・ベックやアコギの名手トミー・エマニュエルも指先で弾いているそうです。

人それぞれ爪の硬さや厚さが違うので絶対こうしないといけないということはありません。

自分自身でいろいろ試してみて、弾き心地や出したい音に合わせて爪の調整をするのがいいでしょう。

ちなみに自分はちょっと伸びているくらいが弾きやすいです。

長すぎても短すぎても引っかかって弾きづらいので、少し伸びているくらいにしています。

まとめ

・親指で弾く
・親指と人差し指で弾く
・トレモロ奏法
・スラップ
・人差し指の爪をピックに見立てて弾く
・ラスゲアード奏法

いろいろ試してみて良いギターライフを送ってください!


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