ストラトのシンクロナイズド・トレモロはいろいろなセッティングがあります。
アームが使えるようにフローティングにしたり、アームが使えないようにべた付けにしたり、べた付けでもアームが使えるようにスプリングの調整ネジを強く締めなかったりなど・・・。
しかし、べた付けにする時トレモロ・スプリングの調整ネジを締め込むだけで終わってませんか?
もっと鳴りが変わるべた付けの方法があるんです!
自分は「真のべた付け」と呼んでます。
今回はその方法をお教えします!
真のべた付けのやり方
この方法はアームが全く使えなくなるかわりに鳴りが良くなるという方法です。
シンクロナイズド・トレモロはアームを使った時に動かしやすいようにボディ側のネジは少し緩めてあるんです。
なので後ろのトレモロ・スプリングの調整ネジを閉めただけだとこんな風に前の方が浮いてしまいます。
このネジも締めることで、ブリッジがしっかりボディについて、真のべた付けにすることができます。
このネジを締めた後を横から見るとこんな感じ
これで弦の振動がしっかりボディに伝わって、よりギターが鳴るようになります!
裏のスプリングは締めきってしまう
裏バネ(トレモロ・スプリング)の調整ネジは締めきってしまいましょう!
そうすることでより弦の振動がボディに伝わるようになります!
注:木ネジなので締めすぎると壊れてしまいます。動かなくなったと思ったところで止めましょう!
これで真のべた付けはできました!
もう1つ音が変わる方法をお教えします!
トレモロ・スプリングは張力が強い方がおすすめ
トレモロ・スプリングの張力は強い方がおすすめです。
というのもボディとブリッジがくっつく力が強くなるほど(限度があると思いますが)、弦の振動がよりボディに伝わると自分の経験上思います。
張力の弱いバネと強いバネをべた付けにして比べたときに音が違います。
自分が試したのはフェンダーカスタムショップ製のストラトに最初から付いているバネとRAW VINTAGE ( ロウビンテージ )のバネです。
RAW VINTAGE ( ロウビンテージ ) / RVTS-1 トレモロスプリングこのRAW VINTAGE のバネは50-60年代のヴィンテージ・ストラトキャスターのバネを再現して作られているようで、スプリングの張力が弱く作られているそうです。
なので、このバネとオリジナルのバネを比べるとべた付けにした時は音が違います。
オリジナルの張力が強いバネの方がより張りのあるべた付けらしい音になります。
RAW VINTAGEの音自体はとても良いのですが、今回の真のべた付けには向いてないと思います。
まとめ
- ブリッジのバネを締める
- トレモロ・スプリングの調整ネジも締めきる
- 張力の強いトレモロ・スプリングを使う
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